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子ども服に対するニーズから始まり、キャリーオンの仕組みやビジネスモデル、キャリーオンが今後やっていきたいことや一次流通活性化に向けた取り組みスキーム、さらにはキャリーオンの会員基盤を活かした今後のビジネス展開などをご説明します。

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子ども服に対するニーズ

どんどん成長していく子どもたちだからこそ、「必ず着られなくなってしまう」という特徴を持つ「子ども服。小さな子どもを育てているママたちの多くが、シーズンごとに次々とサイズアウトしていく服をどう整理するか、いつも頭を悩ませています。誰かに譲りたくても、その洋服を着ることができるお子さんが身近にいるとは限りません。また、子育てに仕事にと忙しいママたちにとって、フリマアプリやオークションサイトは、出品の際の写真撮影や購入者とのやりとりなどは大きな負担。リサイクルショップは、持ち込みの大変さや適正な価格をつけてもらえるかという不安から躊躇する方も多く見られます。 さらに、成長スピードが速い上に「汚すのが当たり前」、保育園などに通っている場合は必要な枚数も多い子ども服を、毎回全て新品で買うのはもったいないと感じているママも少なくありません。

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キャリーオンの仕組み

子ども服を売りたいと考えるママたちから支持されている大きな理由のひとつが、キャリーオンが介在することによって叶った「手軽さ」です。買取に必要なのは、サイズアウトした服を発送キットに詰めて送ることだけ。既存のフリマアプリなどへの出品に伴う、服の写真撮影、状態のチェック、価格の設定などの作業は全てキャリーオンが行い、包装や購入者とのやりとりといった手間もかかりません。さらに出品時の発送は送料無料、袋や伝票も全てキャリーオンから送られてくる点や、子どもの記名があるアイテムでも受け付け、無地のアイロンテープで見えなくするなど対処するサービスも、「ママたちの気持ちに寄り添ってくれている」と好評を集めています。 そして、サイト上の子ども服の購入は、買取によって得た「キャリーオンポイント」を使うことでさらにお得になる点も大きな特長です。

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ポイントによる
シェアエコノミー

ポイント制を構築し、それを媒介にしたシェアコミュニティが成立していることも、当社のビジネスモデルモデルの大きな特長です。出品された子ども服は、ブランド・状態などを総合的に判断し、1着ずつではなく全てを一括して査定し、その額に1ポイント=1円として使える「キャリーオンポイントを付与。ポイントは商品券などにも交換できますが、最もお得になるのはキャリーオンのサイトで購入に使うこと。これによって、サイズアウトした子ども服を出品→ポイント付与→得たポイントで新たに必要な子ども服を購入…というサイクルが無理なく形成されています。

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オペレーションの仕組み

多くのママたちのニーズに応え支持を集めている、「出品に必要なのは“サイズアウトした服を発送キット袋につめて送るだけ”」という手軽さと、「状態の良いブランド古着のみを取り扱っている」という品質の良さ。それらを実現しているのが、独自で構築した査定・撮影・保管システムです。このシステムを活用しながら、スタッフの手で全ての子ども服にアイロンがけを施し、写真撮影の上、オンラインショップに商品情報を掲載し、1着ずつ包装まで行います。また、お送りいただいた服を出品者ごとに保管・管理し、サイト上に専用ページ作っている点も大きな特長です。ひとりひとりに専用スペースを用意することは非常に手間がかかりますが、品質を保つと共に、出品者それぞれの「クローゼット」がデジタル化されるという独自のシステムは、高い評価をいただいています。

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消費行動の変化

キャリーオンでは、買取対象商品を一定のライン以上の服に限定しています。取り扱うブランドに指定を設け、きれいでダメージが少なく「次の方が気持ちよく着られる状態のもの」に限り、丁寧な検品も行っています。そのため弊社の利用を通して会員の方々の「子ども服の購入の仕方」が変化し、「“出口”を考えてモノを買う」という興味深い動きが起きています。
消費者としてより賢い選択は、弊社で取り扱いがない服を買って捨てるより、多少高額でも買取対象になるブランド子ども服を買うこと。そして、「出品の際に消しやすいように記名する」など、子ども服をより大切に扱うよう心掛けること。
「売れるものを買い、売れるように着る」という共通の認識を持つ“意識の高い”ママたちの会員基盤を持ち、会社としても、一度使ったモノに付加価値をつけて循環させる考えを社会に拡げて行きたいという想いを持っていることが、キャリーオンの大きな特長です。

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二次流通から
一次流通活性化に貢献

私たちは、キャリーオンならではの強みを活かし、二次流通事業者の立場から一次流通の活性化に貢献することにも取り組んでいきたいと考えています。
第一に、状態の良いブランド子ども服のリユース品を弊社で安く購入・利用し、その良さを理解することで、これまでブランド子ども服を購入しなかった層に対して購買を喚起する役割を果たすこと。第二に、一次流通のブランド価値の毀損を防ぎながら二次流通させ、従来ならば廃棄せざるを得なかった子ども服の適切な流通チャネルを構築することを目指しています。
弊社の理念に共感し、「着られなくなってしまった大切な子ども服を、また誰かに使ってもらえると嬉しい」という共通の認識を持つ“意識の高い”ママ会員基盤を持ち、良質なブランド古着のみを取り扱っているキャリーオンだからこそ、ブランドの価値をより多くの消費者に伝えるプラットフォームの役割を果たすことができると考えています。

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一次流通の活性化
-マーケ情報の提供-

キャリーオンならではのサービスとして、独自のシステムである「ソーシャルクローゼット」(商標登録済み)を活用したマーケティング情報の提供があります。
弊社では、お送りいただいた服を出品者ごとに保管・管理し、ひとりひとりに専用ページを設けています。個人が特定されるような情報は公開されないものの、出品されている服やコメントなどを通して、その方の服の好み(ブランド・デザイン・色合いなど)や、その服を着ていたお子さんの年齢・性別などがある程度わかり、出品者の趣味嗜好や人柄を頭に思い浮かべながら、子ども服を探すことができます。
各会員の「クローゼット」の中にどんな子ども服が登録されているか全て把握できるため、購入・出品している子ども服のブランドやデザインなどを通じ、個人の嗜好・購買傾向を始めとする、より深い情報を分析することができます。それらを一次流通事業者へフィードバックし、商品開発やマーケティングに活用していただくことも可能です。

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キャリーオンの会員基盤

キャリーオンの強みのひとつは「共通の認識を持つママたちが集まる、強固な会員基盤を持つこと」です。弊社は、子ども服に商材を絞り品質とサービスの向上に努めることで、ターゲットとなる顧客層に対して商品の魅力をあますことなく伝え、さらに、他社との差別化が可能なストーリーを構築してきました。その結果、私たちの描いた「思い出がつまっている一方、すぐにサイズアウトしてしまう子ども服。大切なものだからこそ互いに譲り合い、必要な人たちに使ってもらおう」という事業ストーリーや理念に共感した方が集まる、強固な会員基盤を作ることができ、それが弊社の大きな特長となっています。その会員基盤を起点に、今後もママたちが必要とする様々なビジネスを展開していきます。